2月19日の日記

2004年2月19日
来月から一人暮しをする予定?なので今日から少しづつ机の中とか片付けていってます。
机を開いて、まずは立ち眩み。…10秒間意識が火星に行っていた。
何から片付けていこうかな。
まるで机の中はおもちゃ箱のようになっていた。
何故に4年前のテストがあるの?しかも1度皺くちゃにした後が残ってる。
あっ懐かしいノンケ時代の俺の写真!すげ−貴重。さすがに老けたな。
これ何処の国のコイン?あれ…?近藤様が至る所から出てくる(><)
このボタンは何かな…。
とにかく卓さん出るわ出るわ、殆どゴミに近い宝物。
でも久しぶりニュージーランドにいた時に、毎日書いていた日記が出てきた。

約1年間ニュージーランドの女子高校で日本語のアシスタント・ティーチャ−をして…現実逃避をしていた。日記を読み返すと浮かび上がる羊の群れと、広い空に、広大な自然、可愛かったぜレベッカ、クリスティー、キンバリー、ジョージア…女子高校の生徒みんな愛してるぞ!
俺に「結婚して」と日本語で言ってくれたジョージア…ひらがなは全部覚えたかな?
日本の和式トイレの写真に興奮していたサラは、もう大学に通ってる。
俺のお尻に肘が触れて赤面していたバラリー…可愛いぞ!

しかし女性の花園は、思っていたよりかすごかった。ハッキリいって怖かった。
悪い生徒には、ちゃんと反省部屋が用意されていて、その部屋で反省文を書かなければない。その監督を何故かよく任されたりもした。英語も余り出来ない俺は、不良少女によく遊ばれたりした。でも根はいい子で、日本のお菓子とかこっそりあげたら、すげ−嬉しそうにしたり日本語に興味を持ってくれた生徒もいた。

楽しいばかりでもなかった。英語が下手で言いたい事が伝わらなくて相手を困らせたり、生徒達の考えている事が理解できなくなったり、明らかに嫌われてるなと感じる事もあった。教えられる立場で今までいたから、いざ教える立場になって教員の免許も持っていない俺は焦るばかりだった。教師の苦労が分かったかなって感じ。テストなど一緒に作成していき、ヒアリング問題は関西と岡山弁が交じっている俺の声を録音したりと夜遅くまでテスト作りをしたりした。どうしたら日本語に興味を持ってくれるか?日本語も覚束無い俺が、あんなに日本語を教える事に対して深く取り組んだのは、あれが最初で最後かもね。

相手の立場にたって考える。相手の気持ちになって考える。大切な事でありとても難しい事なんだと改めて感じた。教師はそういった意味では、ある意味特別な存在でなければならない。学問を教えるだけでなく、生きる目的、人を大切にする心を教えていかなければならないとゲイの俺は思う。
で、もっと生徒の声を聞いてあげて欲しい。誰にも相談出来ずに一人悩んでいる生徒は、この世の中に何人いるのだろうか?最近の親は子供を育てる責任能力が低下している。親は先生に、先生は親に子供の教育を任し、その間の生徒は誰に気持ちを打ち解ければいいのか迷っているのではないでしょうか?

今でも、生徒の一人が俺に、子供が出来たみたいだけど、どうしていいか分からない。と誰にもいえなくて俺なんかに相談してきた生徒の顔が頭に焼き付いてる。

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