遅咲きの花

2004年1月18日
 「ウンガロは遅咲きのゲイになるだろう。勝負は5年後。同窓会で見返してやりなさい。若さと、美貌で。」
行き付けのゲイバーのママさんに言われた。
ゲイの誰もが通る、好きになったヘテロが結婚していく悲しさ。
どうやったらこの空しさを回復できるか?
人生の大先輩にお聞きしたところ、こういった答えが返ってきた。

 やっぱり結婚すると子供の養育費の問題や、伴侶の嫌な部分などがあからさまに出てきて女性も変化するが、男性もそれなりに変化をする。よほどワークアウトに金を投じないと、見るも無残な出っ腹のオヤジに変わるらしい。
 それに比べてゲイは、一人身で自分の為にお金を費やす事が出来る…。目指せ男版黒木瞳!
妙齢のご婦人ならぬ、紳士で通すぞ!その前に仕事は最低限出来なければ様にならない。
お金を稼いで、何かしら自分に経済的余裕と、それなりの若さを保てれば自信がついて完璧だね!

 …そうなんだけどね。これがゲイの生き方かな。なんか書いていて、少し自分自身引いていく。でも一人で生きていくには、このくらいバイタリティに溢れる部分を持ちたい気持ちもある。事実そういって暮らしているゲイの人は魅力がある。
 でもレズの人と結婚したり、始めからカミングアウトしてお互い承知の上で、形式上結婚をしてお互い好きな人に走る。不倫公認の夫婦もいたりする。

やっぱり社会の目、親への心配かけたくないと言う良心、それには勝てない部分もあるのかな?でもこういった人達が皆幸せに暮らしているかといえば、一概には言えない。悩んでいる人もいれば、開き直っている人もいる。

 何が良くて、何が悪いか。この世界に入り、衝撃的な事はこの事かな。結婚ってもっと上手くは言えないが特別なものに思っていた。
 紙切れ1枚されど1枚。あまりにもドラマの中の夫婦像が強かったのか?うちの両親が仲良く続いているのを見てきたからかな?

 何が幸せか。子供を作って社会に貢献して、老後の心配もしなくて、成長する我が子を暖かく見守っていく。家庭作りして両親を安心させて…。これを社会一般の幸せと呼ぶならば、俺はその一般の幸せの上を目指してやる。俺は自分のために生きていく。俺は俺の道を進んでいく。それにはもっと自分が強くなるならないとな。

そう言いきっても、家庭を持つ事に憧れたりするし、社会という場所が想像できない怖さもあるのも事実だ。

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